すきっ歯（空隙歯列弓）

※以下のような症状にお悩みの方。

• 歯の隙間が気になる
• サ行、ラ行の発音がしづらい

すきっ歯（空隙歯列弓）の原因

すきっ歯（空隙歯列弓）として、指しゃぶりや舌癖、顎が大きい、歯が小さい、歯の本数に異常があるなどが挙げられます。

※以下のようなことが原因として挙げられます。

• 顎が大きい
• 歯が小さく1本1本の隙間ができてしまう
• 指しゃぶり
• 舌癖（舌で歯を押すといった歯を強く圧迫する癖）
• 舌が大きい
• 歯の本数に異常がある
• 顎の成長に異常がある

矯正歯科治療における一般的なリスク・副作用

• 治療期間は個人差が大きく出ます。
• 矯正治療は歯を支える骨の代謝をコントロールして歯を移動させます。
  そのため、治療の初期（1週間程度）には顎の部分に痛み、熱感、倦怠感などを生じ、食事がしにくくなることがありますが、だんだんと軽くなります。痛みの程度には個人差があります。
• 矯正治療による歯根吸収（歯根が短くなること）が生じる場合があります。
• 矯正装置による歯肉退縮（はぐきが下がること）が生じる場合があります。
  歯茎が下がると、歯が長く見えたり、歯と歯の間に隙間が出てきて黒く見えることがあります。
• 矯正装置による口内炎が生じる場合があります。
• 矯正装置により歯磨きがしにくくなり、虫歯および歯周病になるリスクがあります。
• 痛み止めなどの薬の服用は、歯の移動を阻害することがあります。
• 歯周病や根の先に感染症があると、悪化することがあります。
• 顎関節症があると、悪化することがあります。
• 骨や内分泌系の疾患があると、治療期間が延びる可能性があります。
• 本人に取り外していただく装置を使用することがあります。
  医師の指示通りに使用しない場合には歯並びの改善が困難になることがあります。
• 治療後のリテーナーの仕様が不十分な場合、歯列が後戻りすることがあります。
• 治療後には中、長期的に見て生理的な変化があります。
  これは、矯正治療の後戻りとは異なり、新たに獲得した噛み合わせび自然な変化です。
  矯正治療を行わない人にも必ず噛み合わせの変化は起こります。
• 遺伝性、骨格性の不正咬合の場合には、個々の成長能力により症状が再発することもあります。

すきっ歯（空隙歯列弓）の治療法

まず、口腔筋機能療法（MFT）という舌の動きの訓練をします。

その後、矯正装置装着して、歯に圧力を加えることで、歯の隙間を詰めるように矯正していきます。

軽度なすきっ歯であればマウスピース型矯正歯科装置でも治療が可能なこともあります。

※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費（自由）診療となります。

※矯正治療の治療期間の目安は約24～30か月（動的治療期間）、通院回数24～30回（動的治療期間）です。